キイロなる低血圧

《30代の処女、ここにいますけど何か?》

闇夜よ、こんばんは

誰にも伝わらない、沈みきった闇。





押しつぶれそうでも、何でもないような顔をして何でもないように笑おうとしてしまうよ。


ギリギリまで、身をジリジリと削りながら、





そしていつか、力が抜けたかのように、パタッと崩れるように倒れるの。





みんなは驚くだろう?





え、なんでってさ。




昨日まで元気そうだったじゃんって。どうしたんだろうって。





そのまま、ずっと来なくなって消えてゆく。











「常識(当たり前)」・「考えすぎ」・「みんなもやっている」と掲げながら、判事のようにひとを裁きたがり、正論を唱えたがるひとたちでうずめく。そんな中では、酸素が少なくなったような錯覚に陥り、手足がじわじわと冷えていく気分がして、それはやがて心にまでたどり着き、そして浸透してゆく。







息苦しいなぁ。







辞めるのなんて、本当は簡単なんだろう。




わかってる、わかってるよ。