抽象的な、女の子の日記
今週のお題「やる気が出ない」
せんせい、あのね。
この頃は、ありさんを見つめていることが多くなりました。
ありさんは、いつもせっせと歩き回っています。ちょっと目を離すと、さっきまで見ていたありさんは、もう遠くの場所まで移動してます。
ありさんたちの探し物が、はやく見つかりますように。
家のお勉強机には、ほこりがたまってきてしまいました。先生、ごめんなさい。あんなに「お勉強が楽しい」と言って、「わたしにも新しい係りをやらせてください」と言っていたりしていたのに。
今じゃもう、少しだけ学校に行きたくありません。
学校では、クラスに苦手な子がいます。国語の時間に、わたしが答えを考えたりして書いていたりすると、「そのやり方は違うよ」注意しにきたりして、そのたびに、ちょっとずつ元気がなくなるのです。
算数の時間なら、解き方には型があり決まったやり方があるかとは思います。算数の時間は嫌いだけど、算数の時間なら、まだ注意されても仕方ないとは思います。
ただ、国語の時間には、わたしはわたしの答えを導き出してみたいと思うのです。
わたしは国語の時間が好きです。だって、色んな答え方があるから。先生は、こうゆう考え方もあるよね!!と言って、丸をつけてくれました。それが、とても嬉しかったんです。
方程式なんてない、自分らしさが見えてきた気がしたのです。
わたしはわたしのままでいいのか、その気持ちが強くなり、ネットで調べたら自己肯定感と出ました。
相手の感情に敏感に反応してしまうのも調べたら、HSPとも出ました。チェックリストには、当てはまることも沢山ありました。
ネットだから、よくわからないけれど、5人に1人は同じように悩んでいると知りました。
そのままでいいよ…
いつもありがとう…
疲れたよね…
えらいね…
頑張っているよ…
自分に向かって、話しかけてみました。
ほんの少しだけど、安心しました。
学校には休まず行きたいとは思ってます。一度休んでしまったら、ズルズルと休んでしまいそうだから。
【学校は大変なところ。辛くて当たり前。みんな、それでもやっている。】これは、お父さんが口酸っぱく言っていた呪文です。絶対にかからないようにします。
だけど、わたしは違うと思います。学校は辛いところでもないし、大変なところでもないと信じてます。
『楽しさを自分なりに見つけていくところ』
それが、わたしにとって、ようやく導き出した学校の答えです。
わたしは不器用だから、自分に嘘がつけないのです。そうじゃなきゃ、続かないんです。
転勤場所から、応援していてくれますように。