2021-05-07 ー 恋愛 開きかけたドアが、鈍く閉まったような音がした。 もれていた光は、また暗闇へと染まってゆく。 何を浮かれていんだろう? 誰かの優しい言葉が、はるか昔のことのように感じているよ。 気持ちの波が、目まぐるしい。 きっと、誰にも理解されない。 だから、誰にも言いたくない。 白馬の王子さまなんて、夢物語にすぎない。だって、願ったって、ずっと出逢えないでしょう? 誰も、誰一人、 守ってくれない、わたしなんて。 わたしがわたしを嫌いになっていく。 いつものことだ。