ビーズ【この大地を羽ばたく】
ずっと放置していた、未完成の蝶々がついに完成しました。
無防備にノートへ。
見れば見るほど、
作りの親としての愛着がわきます(笑)
ー そう、あれは昔 ー。
子どもの頃に、「はいっ!」と言われて姉から貰った手作りビーズの指輪。
それはそれは小さくて、最初は何だろうと不思議に思いながら上へ持ち上げてたりして、眺めていた。この繊細さに見とれながら…。
何てきらびやかなんだろう!!
ビーズ一つ一つが反射して眩しく見えた。テレビでみた宝石と同じくらい…それ以上の存在感をはなっていた。
姉が指にはめてくれた指輪。
姉の器用さに心から感動し、憧れたものだ。
いつしか大人になって、わたしもちょっとずつだけど、ここまでビーズ作りが出来るようなった。
姉が大好きだったし尊敬もしていた。わたしの知らないことを沢山知っている姉。父の怒りに触れ、しょげて泣いているわたしを気づかい冷静に勉強を教えてくれた姉。一緒にお出掛けしてくれる姉。
休日、姉の部屋から微かに音楽と光がもれていて、それにつられて虫のごとく部屋に遊びに行ったりした。
たまに、お邪魔扱いもされたりしながらも、ひとまわりも離れたら妹のわたしの面倒をよく見てくれていたものだ。
怒ると物凄く恐い姉だったけど(笑)、今じゃ二人のお母さん。子育てに家事に仕事にと、パワーみなぎる女性だ。
わたしはどうだろう?
わたしは結婚願望もなくて、誰かのお母さんになれるかも分からない。一人暮しもしてみたいけど、親の心配や、そもそも親に依存しているわたしもいたりする。
親がいないと想像しただけで、
わたしの孤独は一気に爆発しそうだ。
とあるひとがいっていた。
自身で抱えすぎず、色々な人に手を伸ばしながら繋がっていけたらいいねって。
わたしがわたしのままでいれるとき
それこそが、自由と言うんだろう