キイロなる低血圧

《30代の処女、ここにいますけど何か?》

病院の会話を再現

病院へ行ってきたよ。





今の状態をざっくり伝えると




そうですか。診断書出しましょうか?





と一言。



恐る恐る…、


けど診断書をもらってしまうと、休まなくては行けなくなりますよね?



というわたしの率直な質問に、




それは、そうですね。職場が合ってないんじゃないですか?



と一言。





けど、それでもまだやりたい気持ちもあるんです。





改善されるんですか?職場が改善されるなら、働けるかもしれませんが…



いえ、それは…まだ何とも、わからないっていうか…




職場が合ってないんじゃないですか。職場を変えた方がいいんじゃないですか。





だけど、仕事を探すの本当に苦労してようやく働かせてもらってるんです。それなのに、すぐ辞めるのは…




そしたら診断書、出さなくて大丈夫ですか?




…はい…。




では、わかりました。どうぞ~



(!!?)





終わりか。これで終わりだ。




わたしは医師の前で席をたつ。





ー860円の会計を支払うー






無意味な支出を…




860円だって、
今までわたしが苦労して頑張りぬいてヘトヘトになりながら働いたお金なんだ





なんだったんだろう





そう、そうだった。病院なんてこんなもんだったんだ。薬出すか診断書出すか、それも拒めば、はいっさようなら~次の方どうぞ~





働きたい、でも心が追いつかない




少しでも助けを求めた、わたしがバカだった





辞めたくない、





お金だってほしい、






なのに、





動けなくて、




だけど、




やり直してみたくて、




少しの希望を照らしたくて、







勇気がほしいだけなのに。






好かれなくても、


ちょっと怒られても、


失敗しても、


うまくいかなくても、


他人と違う意見でも、


休みばかりとってても、







自分をありのまま信じて、



なんとかなるって信じて、



大丈夫って信じて、



出来るって信じて、









周りを信じて、



自分を信じて、





この勇気をわたしは欲しいだけなんだ